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木材破砕機に吸い込まれた作業員、帰らぬ人に
ウッドチッパーという重機をご存知だろうか。大きく開いた口に廃材や伐採した木材などを入れ、細かく破砕したうえで小木片にして排出する機械である。
過去に、カリフォルニア州の養鶏場で「卵を生まなくなった老鶏3万羽」をこのウッドチッパーにより虐殺するという事件があったが、今回の悲劇もカリフォルニア州で起こったものだ。

オレンジ郡タスティンのとある造園会社。そこに24歳になる一人の青年が勤めていた。毎日のように力仕事に従事する彼は、周囲からの評判も上々であった。
そんな彼が悲劇に見舞われたのは7日のことだ。
昨夜から続く雨に辟易しながら仕事場に向かった彼は、いつも通りに作業へとりかかった。
仕事仲間とともにウッドチッパーの口へ木材を放るこの作業も手慣れたものだ。

しかし、作業も終盤にさしかかった時のことだ。その手慣れた作業に対するちょっとした自負も命取りになったのだろうか。濡れた床に足下をすくわれた。
ふと体勢を崩す彼。必死に踏み止まろうとするも、摩擦をなくした床は容赦なく彼の足を地から引きはがした。
巨大な口が宙に放られた肢体へ迫る。彼はウッドチッパーに喰われまいと入り口の淵へ腕を伸ばしたが、その手は湿った空気を掻くのみだった。
仕事仲間はこの事態に気づく様子がない。
宙へ伸ばした手はそのままに、最期の時間はゆっくりと、非常にゆっくりと過ぎ去っていった。
彼が最期に何を想ったかは定かでない。仲間の一人がふと目をやると、彼はもうそこにいなかったという。

当局はウッドチッパーとそれに付随しているトラックを検死官事務室の駐車場まで移動させているが、そこでウッドチッパーを分解するつもりのようだ。「遺体は可能な限り拾い集めるつもりでいます」と、管理副検死官のラリー・エスリンガー氏は語る。

1992年から2002年の間、ウッドチッパーをめぐる事故のために少なくとも31人が命を落としている。

ウッドチッパー(木材破砕機)に吸い込まれた作業員、粉々になり消失 |世界の三面記事・オモロイドより
2007年11月12日 / TB:0 / CM:0
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