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ガソリンスタンドに給油した車を置き忘れて帰宅した男性――ベルリン
一昨日食べたものが何だったか、皆さんは思い出せるだろうか。
正直、私は忘れている。というより覚えようとしていないのだから、覚えていないのも当然だ。
一説に老化による記憶力の低下は好奇心の低下によるものだ、とどこかで聞いた覚えがある。

外部からやってくる情報の奔流に長い間晒され続けた我々は、その刺激に慣れてしまう。つまり周囲のことに対して興味が薄れてしまうのだ。
好奇心を失うということは、記憶力が麻痺してしまうということ、かもしれない。初心と童心は忘れるべからずである。

さて、ベルリンのとあるガソリンスタンドで、とんでもない忘れ物をした男性がいる。
63歳になる彼は、最近頓に物忘れが激しくなっていると自覚していた。小物を自宅に忘れて外出するなんてことは茶飯事である。
ただ、この日の忘れ物はちょいと度を超していたのかもしれない。

自らの所有する乗用車でガソリンスタンドに乗り入れた彼は、給油を終えると勘定を済ませ、何を思ったかすたすたと出口へ向かい歩き出した。
あまりに堂々とした迷いの無い立ち振る舞いだったために、誰も止める者はいなかったのだろう。
彼はいつもと同じように帰路についた。「車に乗る」というプロセスはすっかり忘れていたが。

車が1時間ほど止まったままで邪魔になっていたため、スタンドの女性従業員は不審に思い当局に通報した。
当局者が持ち主の男性に連絡を取ったところ、男性はすぐに車を取りに戻ったのだという。

ドイツのガソリンスタンド客、給油後に車を忘れ歩いて帰宅 | エキサイトニュースより
2007年11月14日 / TB:0 / CM:0
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