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小さなツリー
大きいことは良いことだ。ほら、大は小を兼ねると言うじゃないか。
切り分けたケーキだって大きい方が得をした気分になるし、紙幣のゼロの数だって多ければ多いほど顔がにやけるし、心だって広ければそれは良いことだと思う。
もちろん、兄弟のケーキの方が大きかったり、レジにならんだ御夫人の財布に溢れんばかりの紙銭が入っていたり、仇を恩で返されたりすると、それはそれで複雑な気分になる。

例えば市庁舎前に設置されたシンボル。キリスト教のクリスマスツリーが、ユダヤ教の清めの祭りであるハヌカーに使用される燭台よりも見劣りしていたら、煮え切らない気持ちを抱くのも当然だ。せめて同等に飾ってほしかった。
だから私たちは市庁舎に苦情を申し立てた。キリスト教徒を侮辱しているのか、と。

ニューヨーク州ロングビーチでの出来事である。
市庁舎前の前に高さ2.1メートルのクリスマスツリーが設置された。クリスマスを迎えるにあたって、それは申し分無いほどに立派なものであると思われた。
問題は、その横に6メートルもあるユダヤ教の燭台が設置されたことである。
キリスト教系の住民たちは口々に不満を発した。この対応は何かズレているのではないかと。
住民たちの電話や手紙は毎日のように市へ寄せられた。

「はるばるカナダまで大きなツリーを探しにいったが、見つけることができなかったのだ」
そう弁明するのは市の担当者である。
しかし、按ずるなかれ。5日、市は6メートルの燭台に匹敵するものを見つけたという。6メートルのアオトウヒだ。
新しいツリーのライティング・セレモニーは7日に行われる予定だというから、今頃は市庁舎前に立派な燭台とツリーが肩を並べているのであろう。

小さなツリーはやだ、絶対にやだ! | エキサイトニュースより
2007年12月09日 / TB:0 / CM:0
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